トラの巻

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ホカ呪い

 初めに言っておきますが、決してホカが悪いのではありません。トレランはホカです。

 

 思い起こせば昨年のオクム。シューズには無頓着で「何履いても大して変わらない」と豪語して私は、何の欲が出たのか世間に流されたのかわかりませんが「ロング用に厚底履いたらダメージ軽減で速くなるのでは?」と勘違いしてホカを購入。

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10kぐらい近所を走って慣らしたつもりで、ぶっつけ本番でオクムを走ったら…これがびっくりするぐらい苦痛w

まず、最初の15kぐらい小さな山をぐるりとしますが、平坦はまぁまぁ。登り入ってから違和感。脚と靴がバラバラな感じ。下りは登りに比べるとマシなレベル。そんな感じ本格的に登りへ入っていくわけですが、早々と35kぐらいで脚は終わって歩いた。とにかく脚が痛い。脚全体が痛い。誤魔化しながら折り返し地点まできて、あとは下り基調なのだか、下りすら痛くて走れない。そんな状態で走った結果は8時間半。
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昨年より一時間以上遅い、苦痛しかないゴールでした。

 今回はそのリベンジ。

靴はサブ3を達成した縁起物の靴。f:id:mac0126:20190610083223j:image

(練習では履かないでその時以来。ホカの二の舞になる懸念はあった)

前回、靴の他に苦痛要因の前足は却下。

尻尾はオマケとして保持し、新アイテムのマイカップを装備! 


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ファンランと言いつつ、ちょっとガチモード。

さてその結果は…絶好調!

登りはキツイけど脚は動く。これは、一昨年の全て歩かず走る!を達成出来るぐらいな感じ。そんな具合なので、エイドは楽しくて仕方がない。相変わらずどのエイドも素晴らしいし温かく迎えてくれる。飲みものもキンキンに冷えている。良いペースで折り返し地点へ到着。オクム名物の夏姫もいるが、ポツンと立っている感じ。準備中?と思いつつ声をかけると営業中らしいw

「速い人たちはさっさと行ってしまう」とのこと。 勿体ない! これから大勢を相手する前なので夏姫様も元気そう(ちょっと寒そうだったけど)。こちらはトラなので、キャッキャしながら定番の写真撮影。次に撮影する人もいないので、お見送り付で下っていきます。

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 さぁここからがスレ違い区間で遊ぶところです。色々と会う順番を予想するのも楽しみのひとつ。まずはマリオ。昨年は全くついていけなかったので、スレ違いで先行出来た出来ただけで満足。悲願は達成できました。そのあとも、数多くのおっT軍団とスレ違いますが、全体的にみな元気。これは気候のせいなのかな。

スレ違うランナーもいなくなり復路の最後の山場、あの焼き鳥ノンアルエイド過ぎた登り区間。ここが「歩かない」目標の難関。距離は短いがちょっと急なんですよね。苦しいけど耐えます耐えます…そして「歩かなかった!」 これを過ぎれば歩くような区間はない。 歓喜とともに次のエイドに到着。ここまでくると、ほぼエイドスルーか、水をサクッと飲んで行く人たちばかり。そんな状態ですから、目立つトラは呼びかけられ堪能いたします。「お汁粉どう?」とか。さすがに「もうゴールまで行きますよ」と返すと、「女子大生がよそうよ!」「いかがですかぁ(女子大生)」………「喜んでいただきます」と、過ぎ去るランナー見ながらお汁粉堪能。これも楽しい

 お汁粉を堪能して、さぁおまちかねのタイムチェック。実は途中でタイムは一度も見ません。急ぐ大会でもないし、タイム見てしまうと焦ってペースが崩れたり、エイドを満喫できなかったりしますので。さて好調だったのでタイムも見るのもドキドキ。6時間15分ぐらいだったら最高だし、30分だとサブ7に向けてゼーハーランになる。その結果は6時間40分…ビミョー。サブ7は消えましたね。ですが、これは今まで通りマイペースで進むことに。

 エイド出たときに周りは5人、周りは最後なのでガンガン飛ばしてくるので、つられてちょっとハイペース気味。1人はちょっとラストスパート気味に先行していく。これについて行ったら潰れると思ったので残り4人で進む。周りの感じは、同じペースだけど私の方が若干余裕はあるかな。下りきって平坦気味になったところでペースを下り坂と同じに維持すると自然と周りは脱落。そんな状況なので、最後残り3k地点のエイドは、初めてのスルー…といきたいところですが、ここは学生さんがボラをしているところ。最後なので声援をかけてくれる学生さんとハイタッチぐらいで勘弁してもらい進みます。完全にコースが歩道になると前が見えます。先に3名ほど確認出来るが、2人は同じぐらいのスピードで無理そう。でも1人はちょっとペースが落ちてる感があったので捕らえにいきます。でもそう見えただけでなかなか追いつかない。それでも何とかゴール300m手前で抜きます。(基本的、仮装のときはゴールは1人になるようにしてます。ほら、ゴール写真とか迷惑かけてしまうから) そしてゴール♪


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結果は

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サブ7は無理でしたが、キツイけどトラブルなく走れました。 そして応援していてくれたnao監督の元へ挨拶へ行こうと思ったら、またまた女子大生が「マッサージいかがですか?今なら待ち時間ないです」と呼び込み。そりゃぁ「ハイ喜んで」即決。でもお決まりの「動物(トラ)でも大丈夫ですか?」とか会話しながら受付済ますと、お願いしますと言ってきたのは「男かよ!」。まぁ男でも良いけど、色々と楽しく会話が出来る学生さんで楽しかった。3つの学校合同のサークル活動らしいとか、このあと合コン?とか、あの子とか可愛いいじゃんとか(迷惑客)。

そして最後に定番として「変な人(トラ)をマッサージした」とネタに使って頑張ってね!とお礼を言って終了。毎度、汗臭いオッサンどものマッサージなんて嫌だろうなぁと思ってしまいます。

 遅れながらnao監督へ結果報告。プチお褒めをいただき光栄。の隣にいるのは誰? 遠くからだとナガイモさんと勘違いしそうな感じのイケメン。……T中さん?え?

だって…


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でしょ。実際は違うよねぇー。おさんにやられました…。少しだけ雑談をして、皆様のゴールを見届けずに所用のため帰路につきました。

 さて、ホカの何が私に合わなかったのかですが、クッション性は良いバランスで整っており良いと思います。ただ、底のラバー部の屈曲性が合わない。わかりにくいですよね。靴を履いて、つま先立ちが出来ないと例えれば良いかな。 何か自分の足と靴がバラバラな感覚。そう思い始まると、良いところはスルーされてドンドン悪いところが気になりだす。

 

ただ、高かったホカをいきなり戦力外通告するのも酷だし、トレラン用は快適だしと思って最終判断試験実施。

 まず、5kほどのコースを1回目はワラーチで走る。続けて同じコースをホカで走る。途中で時計は見ない。スピードは7割ぐらいの気持ち良い感覚で走る。さぁー結果は、ホカの惨敗でごさいます。

 ホカってHPでも書いてあるけど、ヒールストライクで、ゆりかごのように前へいく感じなんだよね。そのあたりは、同じ厚底といわれるナイキのズームフライとは考え方が違う気がします。ズームフライは、ベアフット気味で着地して靴の屈曲をカーボンプレートで押し出す感じ。ホカがスムーズな体重移動なら、ズームフライは反発力。わかりにくいですよね。私もわからないw

とにかく、たまたま大会の時だけではなく、私には合わない靴でスピードもでなかった。ホカでは遅かった。

ホカはノロかった。

ホカ鈍い…

のろい…

ホカ呪い(゚Д゚;)

 

お後がよろしいようで。