ペーター失格
楽しみにしていたペーターになったよ。
でも、ペーター失格かもね
さて、彩の国のウルトラといえば、私のなかでは論外とおもっていた超難関大会。
100マイルなんて完走率は10%前後だよ。
難しいと言われているのに、わざわざ参加する人が集まるなかでこの完走率。おそらくUTMFなら30時間くらいでゴールできなければ完走は難しいかと。相当難題です。
今回ぺーサーをするのは100k部門の後半の50k。終盤のツラいときに並走します。そもそもぺーサーとは。私の調べだと、目標のタイムに向けてペース配分をすること。ロードならペース配分はやり易いが正直トレイルはわからん。自分ですらペースを意識して走ったことないし、そもそも、今回ぺーサーする人は夫妻。ということは、毎回お互いをぺーサーして走っているようなものなので果たしてこんな素人ぺーサーが必要かと思いつつ、色々なブログを読みまって予習はしました。大まかに分けて、先行引っ張り型か、後方プッシュ型。そして大原則としては、ぺーサーが足を引っ張らないということ。常に余裕を持っていれば何かしら選手の異変だったり、状況の変化に気がつくことが出来る。何より懸念していたことは、今回ぺーサー対象が数日前に「ぎっくり腰」をやってしまったようで…いやぁ、軽度とはいえ参加はありえないでしょと思いましたがいけるところまで行くとのこと。
色々なことを加味して導きだした結論は、
○自分は常に余力3割残す
○先行引っ張り型でちょっと頑張るぐらいのペース(おそらく腰を気にして抑え目になるから)
○このペースについていけないならリタイヤ宣告
○弱気厳禁(気が抜けるとケガしそう)
完走したけど腰が重症でしばらく歩けませんだけは避ける方針です。
(腰以外の痛み、筋肉痛とかは盛大なってもらうつもり。)
持ち物も通常の装備以外に、腰サポーター、テーピング(たっぷり)、ロキソニンと多めの現金。タクシーってこともあるからね
そして新兵器。自分のケガ防止のクッション入りゲイター。
スネのところに薄いスポンジが入っています。
準備OKで越生駅に到着!
さぁ戦闘モードと思った矢先に、会場行きのシャトルバスに軽くスルーされて行ってしまうという仕打ち。仕方なく路線バスで行きます。私だけではないですよ。大会関係者すら「あれ?」という感じでスルーされて、5名ほどで呆然としていましたから。
会場に着いたら、もう体育館は戦場のような状態。やはり暑さが相当キツイらしく、口々に暑いの連呼でしたね。
そんな状態ですが、ターゲットの速報を見ながら遠慮なく休憩
速報だと快調ぽい。かなり良いペース。
普通はここから道中記が始まるのですが、そこは走った当人に任せますw
ザクッとした私の感想は「強い!」
そりゃ小江戸大江戸200kや50マイルのトレイルは制覇してきた夫妻。この時間帯にいるレベルではないなぁと。走ったら周りはついていけない感じです。もう少し前で走れるはず。ただ、エイドで少食。明らかにカロリー不足。水分で一時的な満腹感を得てしまっているのかな。一緒に試走したときの方が食べていた。それは自分が大会に出たときに言える話しなので「わかってはいるけど」なんだろうね。
長丁場なので調子の波はあったのもも、大幅に崩れることはなかった。途中、仮眠をとったときに「ヤバいかな?」と思ったけど、そのあとも順調。最後は歩きのみともならず、走れていましたからね。
ってことはご存知のとおり完走しました。
しましたよ。無事に完走。
つ…つまらん(ぺーサー失格)
トラブルがなかった(ぺーサー失格)
コースロストとかさ(ぺーサー失格)
夫婦喧嘩なんか良いね(これはOK)
これも、無事に完走出来たから言える事でして、本当に何かあったら大変だしね。
そんなことで私が走ったログは
噂どおりのアップダウンがひたすら続く印象のコースでした。半分でも大変でした。
100kはこの倍、マイルは3倍ですから…
でも、完走Tシャツは欲しくなった。
裏に完走率が載っているなんてステキw
当たり前ながらぺーサーにはくれません…
ぺーサーTシャツはないのかなぁ。面白いのに。
来年は、Tシャツ欲しさに出ようかなぁ。
誰かぺーサーしてね!
追伸
本当のぺーサー失格はこれ
転びました。ゲイターしていたけど、むき出しの膝をね。最後のほうだったので良かったけど、ちょっと痛かった。ぺーサーがケガしちゃいけませんね